どうもこんにちは!設計の森田です.
6月9日から10日にかけて行われた第4回試験飛行について報告します.
今回よりスポイラの展開が可能となりました.そこで積み込み中に最外翼以外の翼を接合し,スポイラの展開試験を行いました.
積み込みに着てくれた一年生が見守る中,翼をどんどん組み立てます.
組み上がりました!理工キャンパスの中で翼を組み立てるのは結構珍しいんじゃないですかね(笑
そして,スポイラ展開試験を動画でどうぞ!!
スポイラ展開試験が終わり,富士川へ向かいます.ついた段階ではほぼ無風,天気予報も晴れのベストコンディション!(に見えました)
組み立て中の突然の雨(その①)
いったんトラックに機体を待避させます.
幸い,30分ぐらいで雨は弱くなってくれました.
そして5時頃,組み立てを完了しました.一ヶ月ぶりの機体の勇姿です.
そして突然の雨(その②)
15分くらいでやんでくれたので良かったです.雨が上がった後のコンディションはほぼ無風.非常に良いコンディションでした.
ここでトラブル!スポイラが開きっぱなしになってしまいました.
どうやら電装が雨に濡れて短絡してしまったらしく,基板の水滴を取り除いて正常な状態に復帰しました.
さて,フライトです!
1本目(うまく撮影できませんでした)は以前と同様,強い右ロール傾向が現れ,またか…と思いましたが,右内翼外翼間の接合部を調整し右の取付角を増加させたところ安定してくれました.
十分に安定していたため,八本目ではジャンプ試験へと移り,無事浮いてくれました.
ジャンプの様子を見ると少々重心が前な感じを受けました.調整が必要ですね.
あと,ピポポポポは音の高さで0.5m/s刻みの機速を表しています.今年度,機体のデータをxbeeという無線モジュールを用いてリアルタイムで飛ばしています.
状況を見る者として,機速や操舵状況をリアルタイムで把握できるのは大きいです.
さて,片付けの時のスナップ.滑走路に機体の影が映っています.
初回の試験飛行からおよそ2ヶ月,私たちの機体はやっときちんと浮いてくれました.WASAはこれでまた一つ進化のステップを踏むことができました.