「プロペラ」カテゴリーアーカイブ

今年のペラってどんなペラ?

初めまして!

WASA鳥人間プロジェクト18執行代プロペラ班長を務めさせていただきます荒田です。

毎年WASAのプロペラ班はキャラが濃いだのうるさいだの言われていますが、今年はどんな班かって???

ずばり! 例年以上に個性的な班 と言ってよいでしょう!

唯一まともな班長を除き、作業場のお菓子を片っ端から食べる者頑なにワンオクを流したがる者保護メガネを顔に5つもかけて喜ぶ者など、もはや僕には手に負えない班に育ってしまいました。  どこで道を間違えたのやら…

さて、冗談はこの辺にして、そんなプロペラ班がどのようなペラを作っているのか紹介させて頂きます。

今年は昨年度までのペラからの大幅な軽量化を図るため、スタイロ充填ペラからバルサペラへの製作法変更を行いました。

初めはわからないことばかりでしたが、夏休みから何度も何度も試作を繰り返して自分たちの技術を身に着け、なんとか本番ペラを製作できるレベルに達しました。

以下の写真は、今年の夏に製作したテストピースたちの一部です。

スタイロ前縁材を挿入してみたり、真空引きを用いたカーボンクロス積層をしてみたり、マイクログラス積層をしてみたりと、僕だけではなく班員が思いついたこと他大様からお聞きしてやってみたいと思ったことは片っ端から試してみました

そして、先月から本番ペラの製作を開始しました、写真は下面の外皮を貼り終えた段階の本番ペラです。

今年度は予備ペラを含めて4本製作する予定です。
例年以上に忙しいですが、

個性豊かで熱心な班員と共にWASA史上最高と呼べるプロペラを製作してみせます!

今後とも応援よろしくお願い致します!

プロペラ班 班長 荒田

33執行本番ペラ作るってばよ

お久しぶりです

寒いですね.最近はこたつでTSUTAYAで借りてきたDVD見ながら寝落ちがマイブーム()になっております,33代班長の齊藤です.

さてさて,先日同じくペラ班で全体設計主任のの中川くん(通称にいがた,最近気温が低くなってきたので機嫌がいい??)が本番ペラの設計をあげてくれました!

やったー!めでたい!

前回お話したように今年度ヒノキリブを挟みたいという私のわがままを設計には聞いてもらいました,中川ありがとう.

今までの設計だと下のように翼型が連続的に遷移していました

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しかしリブを入れると下のように,リブを挟む部分に関して,その厚さの分(図の×の部分)は翼型が遷移しないので

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それを考慮して設計してもらいました!

 

…ということでまずゲージ製作を進めております.

昨年はねじれの大きい翼根の分割数を多くして再現性の向上を図ったものの,ゲージの構造上の問題で翼根部については分割数と同じ数の治具を立てることができなかったので,今年は少し工夫して翼根部分も治具を立てられるようにしています.(今ペラ班作業場外で作業しているので作業場戻ったら写真あげますね())

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一部ですがこんな感じ…上の尖っている部分がビニールに入れると刺さるというクレームを受けたので少し今年は少し平らにしてみました笑

あと1回の切り出しで済みそうです.(代表に切り出してもらおーっと)

 

今日から充填材切り出し用のマスターと前回お話したヒノキリブの製作も並行して行う予定です

来年の琵琶湖を目指して頑張ろうと思います

応援よろしくお願いいたします

 

33代ペラ班長です.

はじめまして(…ブログでははじめましてではないんですが())!

代が変わったことやら夏の試作のことやらなんやらブログ書こう書こうと思ってたんですけどね…
いつの間にかコートを出さなきゃいけない時期になってしまいました.

 

改めまして17執行代ペラ班長になりました齊藤です.
「けーちゃん」って呼んでくれる人がほとんどだったのに最近は「けーさん」って呼ばれることの方が多くなってきて不思議な感覚です()

現在プロペラ班は17執行代4人と18執行代6人の10人で楽しく作業させていただいています.前回の交流会ではペラ部屋混雑原因となってしまいましたね…
さてさてこの夏から今にかけて行った試作について少しずーつお話ししていこうかと思います.
今回は「変形防止リブ」についてお話ししようと思います.
多くのスタイロ充填方式でプロペラを作成してるチームさんでは木製のリブと充填材が入っているかと思います.

しかし,16 年度までの WASA のペラには,「リブ(木製リブ)」が入っておらずスタイロだけでプロペラを形作っていました(写真左下).

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この製法は,リブ分の軽量化が図れる反面,
・真空引きしたときにリブが踏ん張るわけではないので変形が起こりやすい(大げさに示すととこんな感じ↓)

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・変形が起きにくい部分がないので治具でしか正しい形がわからない
・後縁の位置わかりにく!!!!
のようなデメリットが生じます.
これによって翼型の再現性が低下への懸念があるため,今年度はリブを挟むことにしました.

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こうすれば仮にスタイロが変形しても後縁位置の把握はしやすいですね.
その試作が写真右にあるものです.

変形防止が目的であることから,
・ある程度強度があるものがいい
・エポに浸ることなどを考えると液体が浸透しにくいものがいい(?)
ということで1mm 厚のヒノキをレーザーで切り出して採用しました

 
積層前のテストピースが初めの画像右上,そして積層したテストピースがこちらです!

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やはりヒノキリブの部分が少し見えますかね…
しかし治具で確認してみるとヒノキ部分の変形は見られなかったので「変形防止リブ」の役割は果たされていたと考えられます.

また,成型時に後縁が非常にわかりやすく以前より後縁の成形が容易でした.

 

今日はとりあえずここまでで失礼します

来月から本番ペラ製作に入っていくので気合い入れていこうと思います!

今後ともWASAプロペラ班をよろしくお願い致します。

 

1年生(作業)はじめました

こんにちは お久しぶりです
無事にピカピカの2年生になり、2ヶ月が経過しました齊藤慧です.

最近気づいてしまったことは寝袋の寝心地が良くて爆睡できてしまうことです.

さて,ペラ班は3月に積層が完了し,それから今に至るまで地道〜に地道〜に表面処理をしています。
一番親睦の深まる作業なので充実しています!

そんな地道〜な作業の中今日は嬉しい出来事が!
そう!新歓もひと段落したので…
☆☆☆☆☆☆☆
☆一年生投入☆
☆☆☆☆☆☆☆

ついに33代も正式に(??)先輩になりました笑
一年生が入ると地道~な表面処理も新しい風が入った感じがしてとても新鮮で楽しかったです.

プロペラ班は今年度6人の元気な新入生を迎え入れ、初日の今日は4人に来てもらいました(*´ω`*)
新鮮な一年生の活気あふれる初作業姿がこちら!

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(なんか2年生の次期設計が写ってる??見なかったことにしてくださいね?)
と、こんな感じで明日からも楽しく作業していこうと思います!1年生の入ったプロペラ班をこれからもよろしくお願いします笑

Fortisペラ1本目積層しました!

はじめまして。プロペラ班1年(…もうすぐ2年ですね。まだ一女を名乗っていたいものです。)の齊藤慧です。初めてのブログで拙いとは思いますが、今後も書いていくと思いますので、これからよろしくお願いいたします!

さて、ひな祭りの朝、私たちは1本目の本番ペラの積層をしました。この積層では、試作2本目同様に圧力を低めに設定した上での真空引きを行い、昨年度は用いていなかったピールクロスを用いています。(真空引きしてる間に浸出してくる余分な樹脂を吸収してくれて、それごと剥がせるやつですね。)

リブ接着後のペラの様子はこんな感じでした!後縁はエポでコーティングしています。

Fortis1リブ接着後

 

カーボンクロスにエポを染み込ませて被せ、次にピールクロス、ブリファブをかけて真空パックへ…。そして、現役7人揃って仲良く真空引き!皺伸ばし!(OB様2名の監修付き。メロンパンおいしかったです。ありがとうございました。)

翼根の部分の皺を伸ばすのが結構大変でした…精進します。

真空引きの様子FT1

さて、次の日の朝、開封してみると…!

(写真は大まかに成形した後)

Fortis1積層後

ひどい皺や大きな変形はなくなかなかきれいでした!

個人的な感想としては。練習積層の時は私は開封していないので、今回初めてピールクロスを剥がすという作業をさせてもらったのですが…、余分な樹脂はしっかり吸ってくれているわ、積層後とてもきれいに剥けるわで、ピールクロスに思わずきゅんきゅんしてしまいました…!!

2本目の積層は3月中旬を予定しているので、また頑張ろうと思います!

交流会が近づいてきていますね。いらっしゃる方はみなさん是非よろしくお願いいたします!ご教授ください!

33代 齊藤

ペラ班の飛ばなきゃならないワケ!!

こんにちは、プロペラ班長の井関です。

突然ですが、今年のWASAには、飛ばなきゃならないワケがたくさんあります!

もちろん大会申し込み書類にも書きましたが、その書類には収まりきらないので、

WASA36人の飛ばなきゃならないワケをこのブログで大公開してしまうと踏み切ったわけです。

今日から毎日更新されるはず・・・です!

 

今日はペラ班員ひとりひとりの「飛ばなきゃならないワケ」を紹介していきたいと思います。

 

32代 プロペラ班長 井関

そもそも僕がWASAに入った理由は”なんとなく”でした。新歓期に配られたチラシを見てWASAの新歓になんとなく参加して「なんか馴染みやすそうだなぁ」と思い、入会を決めました。正直な話、WASAに入るまで鳥人間コンテストの存在も知りませんでした笑。なので、最初は鳥コンにかける思いはそれほどなかったと思います。

しかし、先輩方と一緒に機体の製作を行っているうちに少しずつ飛行機に興味を持つようになり、鳥コンにかける思いもどんどん大きくなっていきました。残念ながら、去年の鳥コンでは WASAは棄権することとなりました。

非常にショックでした。

そして、この結果を本気で悔しがる先輩方を見て、来年こそは自分たちで作った機体をこの琵琶湖で飛ばしてみせると決意しました。

 

32代 M.O

目を閉じたら鮮明にそのときの風景や風,音まで思い出せる出来事は,人生でもそんなにないと思う.

去年の鳥コンに出場し,あのプラットホームの上から見たどこまでも広がる青い空や琵琶湖の景色は,そのうちの一つだ.

ただ,心残りはその光景に機体が飛び立つ姿がないことだ.だから今年も鳥コンに出場し,忘れることのできない光景を目に焼き付けたい.また,あの感動を後輩たちにも味わってもらいたい.去年,先輩たちに連れて行ってもらったように,今度は俺たちがやらなきゃ.

なんて言ってみたけど,自分の作ったもので人間を空に飛ばしたい.それがどんなに夢があり,魅力的なことかは言葉にするのは難しいけど,自分の一番のモチベーションになっています.

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32代 K.K

私の飛ばなきゃならないワケは感謝を伝えなければならない人がたくさんいるからです。

まず、歴代のOB、OGの方々です。長い歴史のあるサークルで、制作面でたくさんのご指導をしていただき、また経済面でもお世話になり、その方々の思いや期待にも応えなければなりません。

次に現役の仲間たちです。かけがえのない仲間たちで、共通の目標である鳥人間コンテストに向かい、達成する喜びををみんなで分かち合いたいです。

最後に両親です。いつも私のことを応援し、支えてくれている両親は鳥人間コンテストを見に行くことをとても楽しみにしてくれています。両親の出身地でもある滋賀県で、私が全力で取り組んだ機体がプラットホームから飛び立つ姿を見てもらいたいです。

 

33代 K.S

私の飛ば(さ?)なきゃならないワケの根本は、「飛ぶこと」自体が「ニンゲン」ととてもかけ離れていて、死ぬほど素晴らしい動きだと思うからです。

私は昨年紆余曲折はありましたが、全く違う方向性の学科から「飛ぶ」ということを主体にした学科に移るため、世に言う「仮面浪人」というものをしました。母は、進学する学校が早稲田に決まり、以前いた大学に退学届を出すそのギリギリまで、学校を変えることに難色を示していました。以前の大学の友達からしても私のこの行動は信じがたい行動だったと思います。現在、母はイキイキした私のことを見て鳥人間やそれによって得た仲間により、私が充実した学校生活をしていることをなんとなく、理解してくれています。

だから、と言っては何ですが、

自分が魅せられてどうしようもなくなってしまった「飛ぶ」というその動きがどんなに素晴らしいことなのか、それを母含む「飛ぶ」素晴らしさをまだ知らないすべての人たちに、もう結構と思われるくらい私は見せつけたい!!

だから私は飛ばさなきゃいけない!!!

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33代 M.T

私の飛ばなきゃならないワケは昔テレビで見てから憧れていた琵琶湖で自分もチームの一員となり、その琵琶湖で自分のチーム、つまりWASAの機体が飛ぶのがみたいからです。
去年1年生として琵琶湖に行った時、他チームのパイロットが本当の鳥人間になるのを見ましたが、WASAのパイロットが鳥人間になるところは見ることができませんでした。私たち1年生が見た琵琶湖でのモニターは、棄権と大きくうつし出された文字と先輩方の悔しそうな表情でした。

そのときに感じた悔しい思いを払拭すべく、

今年こそWASAの機体が琵琶湖で飛ぶのを

そしてWASAのパイロットが鳥人間となるのを見たいです。

 

33代 A.N

『そこに空があるから』

小さいころより機械や乗り物、特に飛行機に興味があった。

自分で飛行機を作って飛ばしてみたい…いつのころからかそう思うようになっており、大学に入ってWASAというサークルで鳥人間をやっていると知った。

小さいころから持ち続けていた空へのあこがれをかなえるために琵琶湖で自分たちで作った飛行機を飛ばしたい。

 

33代 Y.Y

私が幼かったころから見ていた鳥人間コンテスト。

プラットホームに立つ人は皆輝いて、あこがれの存在だった。もしその舞台に私も立てるのであれば、そこでかなえたい思い、飛ばなきゃならないワケは2つある。

1つは飛んでいる姿を見てもらいお世話になった方々に感謝をこめて、恩返しをしたい。また、1つのことに立ち向かう素晴らしさを感じてもらいたい。

もう1つは昔見た憧れの存在に私もなりたいという思いがある。

40人以上のメンバーがそれぞれの思いを込めたWASAで鳥を飛ばしたい。

 

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ペラ班員はみんな鳥コンへの思いを胸に日々作業を頑張っています!!!