今年の機体名!!

34代代表の重本です!

今日は2017年12月31日.
今年もあっという間に大晦日となりました.

7月末に開催された鳥コンにて,17年度機体のLes Leonidesが琵琶湖に着水すると同時に,執行代の代替わりをし,そこから早くも5ヶ月が経ちました.
この5か月間,多くの方々に支えて頂きながら,楽しく,そして安全に作業をすることができました.

 

さて,今回は18年度の機体名が決まりましたので,発表させて頂きます!

 

18年度機体名は…

AIbis

です!

アイビス(ibis)“というのは,「コウノトリ」を意味する英語です.
昨年度までより,大きな翼で安定した飛行を実現する18年度機体は,“幸せを運ぶコウノトリのイメージがぴったりです.

タイムトライアル機からディスタンス機への転向という,新たな試みに挑戦する新しいWASAの『誕生』をも象徴しています.

ちなみに,コウノトリの本来の英単語は“ibis”ですが,今回はコウノトリの頭脳さながらの人工知能(AI)により設計された機体であるため,スペルは”AIbis“としました.

来年の鳥コンで,AIbisが琵琶湖の空を飛ぶ姿を見るために,2018年も34,35代一丸となって機体製作に努めて参ります.

本年は大変お世話になりました.
来年も,ご支援よろしくお願いいたします.

代表 重本

臥薪嘗胆~精度の高い翼を目指して~

初めまして!

WASA鳥人間プロジェクト2018年度執行代(34代)翼班長を務めております登林(ノボリバヤシ)です。
早いもので今年も残すところあとわずかとなりましたが皆さまにとって今年はどんな1年だったでしょうか?
僕にとってはとにかく時が過ぎるのが早い1年でした(笑)
翼班長になってからが特にそうで、週や月の進捗目標を達成するために班一同、日々作業に取り組んできたからだと思います!

あいさつはこの辺りにして、僕からは簡単な“班紹介”と“今年度の翼”について書きたいと思います!

 

まず、班紹介ですが、現在、2年生が11人1年生が6人の合計17人で活動しています!
1年生の人数は例年に比べると少ないですが、翼班にも他班に負けない個性的というよりむしろいい意味で変わっている人がたくさんいます!

もしかしたらWASA唯一の一女がいない班という環境がこのような人物を形成しているのかもしれません(笑)
とはいえ、みんなよく作業に来てくれて楽しく作業しています!
彼らについてはまたどこかの機会で紹介できたらいいかと思います!

 

次に、今年度の翼についてです!

今年度の翼班は、とにかく精度の高さにこだわって製作に取り組んでいます!

正直、こんなことはどのチームもどの班も共通して取り組んでいることだと思いますが、これまでWASAは芳しい結果が残せていないことから、詰まるところ、精度に問題があったと考えています。
翼なら、しっかりと翼型を再現するために前縁ピッチの精度向上がまずは重要なのではないでしょうか?
そこで今年度は、アクリル製のリブマスターデータの加工に変更を加えました!

具体的にはリブ固定時に見る基準線を引くためにマスターに切り出す細長い長方形赤色)の縦の長さを小さくしました!
さらに、基準線を引くためのペンも細くしたため、基準線の精度が向上し、前縁ピッチの精度を実感することができています( ´∀` )

他には、後縁ピッチの精度向上にも取り組んでいます!

すでにご存じの方がいるかも知れませんがWASAの後縁材は例年フルバルサ(昨年度の尾翼は他素材)で、湿気に非常に弱く、簡単にたわんでしまっていましたΣ(゚д゚lll)
そこで、今年度は、主翼は昨年度の尾翼のスタイロヒノキサンドの後縁材(上図)、尾翼はスタイロカーボンサンドの後縁材(下図)にする予定です!


ヒノキの後縁材は前例がありますが、今や主流のカーボンについてはWASAでは、知る限り前例がないので後輩に引き継げるレベルにまで持っていきたいと思っています(・∀・)!!

ここまで、精度の向上について書いてきましたが、今年度は、軽量化のために肉抜きもしています。
WASAには他チームのような肉抜きについての解析技術はないですが、試験翼を作ることで、製作過程で壊れないかやどんな点に注意すべきかを確認することができました!

長々と書いてきましたが、今年度は個性的な班員と楽しく精度の高い翼を作っています!

 

最後に、今年度はディスタンス完全転向で、作る翼も大きくなっています。例年と比べ、忙しくはなりますが、臥薪嘗胆の思いで翼班一同精一杯頑張って参りますので、今後とも応援よろしくお願い致します。

34代翼班長 登林

電装班ってなにつくってるの?

はじめまして、こんにちは!

2018年度執行代電装班長藤田一輝です

大学入学からは学科でもサークルでもバイト先でもマイケルと呼ばれていますが…

そんなマイケルですが、今回のブログでは今年度のWASA電装のシステムについて軽く説明します。ブログを書くこと自体これが人生で(たぶん)初めてなので雑な感じになってたらごめんなさい

WASAの電装班は主に操舵系統計測系統の製作を担当しているのでこの2つの系統を分けて説明します!

まずは操舵系統について
今年度の操舵系統のシステム構成は以下のような感じです

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WiFiモジュールが導入されたことにより大幅アップグレードすることができました。

これでTFなどの現場において操舵に必要なパラメータを遠隔でいじれるようになり、スムーズな運営が可能になります。

こちらのシステム、長時間電源をつけて放置したり、長時間サーボを動かしたり、WiFiモジュール(ESP-WROOM-02)にDoS攻撃を仕掛けたりしても操縦をし続けられるのでとりあえず一安心です。

ちなみにWiFiに接続する側の端末のインターフェースは以下のような使いやすそうな構成(伝われ)になっています。

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  • REBOOT=サーボの再起動(自動再起動機能はついているので基本的には使わない)
  • OFF/ON/BREAK=トルクモード(BREAKモードでは手で動かせる程にトルクが落ちる)
  • SLOW=サーボを遅く(最大角→最小角→ニュートラル)の順で回転させる(テスト用)
  • FAST=サーボを速く(最大角→最小角→ニュートラル)の順で回転させる(テスト用)

次に計測系統について

今年度の計測系統のシステム構成は以下のような感じです
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物理的なシステム構成には大きな進化はありませんが、表示端末のソフトウェアが新しくなりました!

PC用表示ソフトのインターフェースは以下のような感じになっています。
denso2017121604

(ピッチとか回転数がヤバイことになっていますがデータをランダムでジェネレートしているものなので大丈夫です。時計は実際の時間を示しています。眠い。)

こちらのソフトは引き継ぎの容易さを考慮し、Node.jsElectronモジュールを使ってhtml/javascript/cssで開発しています。

極稀に動作が重くなることはありますが、最適化してしまえばいいし、XBeeとの通信にに使うモジュールや、マップを表示するためのモジュールが無料で配布されているのですごい便利なんです。

SlackとかSkypeのアプリもElectronで開発されいるんですよ!

運用時にデータをうまく取得することを可能にしてくれるので、これで効率的な運用ができるんじゃないかと思っています。

 

今年度の電装はスムーズな運用を追求した結果、ソフト面での開発が著しく進みました。

試験飛行の時期まで時間はたっぷりある(と思いたい)のでそれまでは電装班員と共にどんどん性能をあげていく予定です。

また、1年生のみんなにしっかり引き継げるよう、指導をしっかりして行きたいと思います。(ちなみにこの前ははんだ付け練習の一貫としてこんな感じのクリスマスツリーを作ってもらいました)
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これで今回のブログの方は終わりにします。ここまで読んでいただいきまして誠にありがとうございました。今後とも応援の程よろしくお願いします。

 

電装班 班長 藤田一輝

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フェア班作業報告!

初めまして、フェアリング班班長の飯野です。

ぼくからは今、フェア班がなにをやっているかについてお話します。

WASAのフェアリング班は年間で4つのフェアリングを製作します。
最初に作るのが11月に開催された理工展用のフェアリングで、これは昨年度機体をベースに製作します。

次に作るものこそ、現在1年生を中心に製作中1/10ミニチュアフェアリングです。まだ完成していないので製作中の写真でも貼っておきます。

このミニチュア製作にはいくつかの目的があり、

  1.   短期間で作成できるので作業全体の流れがわかる。
    →WASAではフェアリングを部分部分に分けて作成し最後に組み立てるので、慣れない内は途中何を作っているのかわからないんです
  2.  スケジュールから作成まで1年生主導でやることで、執行代になったときの練習になる。
    →執行代大変ですよね。。それを先輩がいる今のうちに経験することで、僕たちが引退したときにスムーズに引き継ぎできるようにします。
  3.  2018年度機体の全体像を実際に見ることができる。
    →本番機体の発泡部とかをやするときにミニチュアを参考に作れるのでとても役に立ちます。

の以上3つが主要な目的となります。

実は一昨年も昨年もミニチュアを作成しています。これが昨年ぼくたちが作ったミニチュアです↓

いま思えばかなりうーん( ̄ω ̄;)な出来ですが、今年はもっとキレイなミニチュアを期待しています! 1年生期待してるよ!!

 

ちなみに、執行代の2年生はなにをしているのかというと、1年生のミニチュアを見守りながら今年度3つ目のフェアリングとなる、TF用フェアリングを製作中です。それについても話すと長くなりそうなので今日はここまでにしましょう。

ミニチュアが完成したら、残るフェアリングはTF用と本番用の2つのみです。フェアを作成するのもあとわずかですが、最後まで全速力で走り切りますので応援よろしくお願いします!

フェアリング班班長 飯野

今年のペラってどんなペラ?

初めまして!

WASA鳥人間プロジェクト18執行代プロペラ班長を務めさせていただきます荒田です。

毎年WASAのプロペラ班はキャラが濃いだのうるさいだの言われていますが、今年はどんな班かって???

ずばり! 例年以上に個性的な班 と言ってよいでしょう!

唯一まともな班長を除き、作業場のお菓子を片っ端から食べる者頑なにワンオクを流したがる者保護メガネを顔に5つもかけて喜ぶ者など、もはや僕には手に負えない班に育ってしまいました。  どこで道を間違えたのやら…

さて、冗談はこの辺にして、そんなプロペラ班がどのようなペラを作っているのか紹介させて頂きます。

今年は昨年度までのペラからの大幅な軽量化を図るため、スタイロ充填ペラからバルサペラへの製作法変更を行いました。

初めはわからないことばかりでしたが、夏休みから何度も何度も試作を繰り返して自分たちの技術を身に着け、なんとか本番ペラを製作できるレベルに達しました。

以下の写真は、今年の夏に製作したテストピースたちの一部です。

スタイロ前縁材を挿入してみたり、真空引きを用いたカーボンクロス積層をしてみたり、マイクログラス積層をしてみたりと、僕だけではなく班員が思いついたこと他大様からお聞きしてやってみたいと思ったことは片っ端から試してみました

そして、先月から本番ペラの製作を開始しました、写真は下面の外皮を貼り終えた段階の本番ペラです。

今年度は予備ペラを含めて4本製作する予定です。
例年以上に忙しいですが、

個性豊かで熱心な班員と共にWASA史上最高と呼べるプロペラを製作してみせます!

今後とも応援よろしくお願い致します!

プロペラ班 班長 荒田