はじめまして。WASA鳥人間pro 19代(35代)翼班の野村です。 なぜかみんなから「先生」と呼ばれています。今回はブログではまだリブ固定をしようとしている段階で終わっていることになっているので、その後今までどのような作業を行ってきたかを話したいと思います。
まずはリブ固定について。今年のリブ固定はレーザー墨出し器の直進性を利用して行いました。例年リブ固定は桁から重りを吊り下げて紐とそれぞれのリブの後縁の基準線を一致させる、所謂「重力式リブ固定」で行っていました。しかし、この方法では重りの紐と基準線を目視で合わせる際に個人差が生じてリブの角度が綺麗に揃わなかったり、無理な体勢で一致を見ないといけないなどの問題点があり、この方法を見直した方が良いのでは?という話になりました。そこで今年はレーザー光と基準線を合わせることによりリブ固定を行いました。また、罫書き線と垂直なレーザー光を照射させて、それに合わせてリブを立てることにも拘っています。
次にストリンガーを付ける作業です。ストリンガーを付ける際にリブに無理な力がかかって曲がることを防ぐために、ここでもレーザー光を参考にリブが垂直な位置で付けられるよう気を付けています。ストリンガーを付けると翼の形になってきたなぁという印象を覚えます。
今やっている作業が後縁材製作・接着です。今まではスタイロにバルサシートを貼ったものを後縁材として使用していましたが、今年はバルサシートの代わりにカーボンフラットバーを用いています。これにより軽量化とたわみの軽減が見込めます。カーボン自体幅が3mmしかなく、これを貼っただけでスタイロがかなり強くなったので驚きましたね。